次のお話は焼きそばだって

 今年度2回目の教養講座「こども落語会」が行われました。今回は落語研究会に所属する、富山県初の女流落語家 三遊亭美よし さんをお招きして、落語体験や高座二席を聞いて楽しみました。

 落語体験では、想像力を膨らませ、扇子と手ぬぐいだけを使う動きを教えてもらいました。子供たちは、扇子を使って蕎麦を啜る真似をしたり、手拭いを熱い焼き芋に見立てて食べるしぐさをしたりして、落語の面白さを体験しました。

 「寿限無」の高座を聞いた後の休憩時間には、「寿限無(じゅげむ) 寿限無(じゅげむ) 五劫(ごこう)のすりきれ……」と美よしさんの真似をして楽しんでいる子供たちの姿が見られました。

 「次のお話は何だっけ?」「焼きそばだって」「違うよ。時そばだよ」と、次のお話を楽しみにする子供たち。

 「時そば」の高座でも、想像力を膨らませながらお話を聞いていました。お話の内容が分かった子供たちや保護者からは、「クスクス」と笑いが起きていました。

 子供たちのために貴重な体験をさせていただいた三遊亭美よしさん。準備をしてくださった教養委員の皆様。ご参加してくださった保護者の皆様ありがとうございました。