ちょっといい話
新生物
『これ家で作ってきたんです。見てください』。〇さんが作品を見せてくれました。「すごいね、変わった魚だね」『かっこいい生き物だねぇ』。隣で見ていた◇さんも絶賛です。『タコとサメが合体した生物です』「へぇ~想像したんだ!」『いや、映画に出てきたのを作ったんです。生物を改造する実験をして、それが失敗して暴れ出して大変なことになるっていう映画です』。〇さんは映画の話を私たちにとっても詳しく教えてくれました。自分の楽しみを自分で創り出す〇さんの力は、とってもすごいです。
う~ん…
『これ、どうやったらできるんだろう』『ねえねえ、一緒にこれやろうよ』。子供たちが楽しそうに遊んでいます。1階多目的ルームの片隅には知育玩具が置かれています。集中力を高めたり、論理性や認識力や発想力を広げたりすることに役立てばよいですが、何よりも子供同士のコミュニケーションの一助となることが大きな願いです。子供が自分の個性に合わせ、楽しい時間を過ごしてくれたら嬉しいです。
シ~ン
『がんばるぞ!お~っ』。今日は視写の日、2年生は張り切っています。「書き始めを指で押さえましょう」『どこどこ?』『黒板にも書いてあるよ、ここだよ』「自分の目標の文字数を書きましょう」『この間の数は〇文字だったから今日は◇文字にしよう!』『少したくさんの文字数に挑戦しようかな』「チクチクの鉛筆用意できましたか」『OK!』「では、用意、はじめ」。いよいよスタートです。私語する子供は誰一人いません。カリカリと鉛筆を走らせる音だけが響いています。すばらしい集中力です。視線が教科書と原稿用紙をせわしなく往復します。ピピピピ!ピピピピ!アッという間に5分がたちました。『あぁ~もうチョッとだったのに~』『よっしゃぁ目標達成』。子供たちは今日の成果に一喜一憂しています。本気で挑戦している子供たちの表情は素敵です。
思いやり
登校時間、一時的に激しい雨が降りました。傘を持たずに家を出た子供は急ぎ足で学校に向かいます。そんな中、集団登校に加わり、中央っ子を傘に入れて送ってくれた中学生がいました。「ありがとう」『どういたしまして、近所なので送ってきました』。そう言って中学生は学校に戻っていきました。「傘どうしたの?」。中央っ子に尋ねると『登校途中で雨が降ってきて、取りに戻ろうかとも考えたんだけど、集団登校の仲間が下級生ばかりだから自分が戻ったら下級生が困るかと思って諦めました。そしたら中学生が傘に入れてくれたんです』と教えてくれました。中央っ子を想う中学生と下級生を想う上級生に出会って、朝から清々しい気分になりました。
元気はつらつ
『見て!汗びっしょりでしょ!疲れたぁ~』。1年生の〇さんが帽子をとって頭を見せてくれました。今朝は立っているだけで汗が噴き出す蒸し暑さです。登校してくる中央っ子もどことなく下を向いているように見えていました。しかし荷物を置いて外に出てきた子供たちは違います。グラウンドで思い思いに身体を動かしています。ダッシュをする子、リレーの練習をしている上級生と、見よう見まねでそれを真似る下級生、みんな朝から元気です。
ようい!ドン!
体育委員会の子供たちが100m走と20mダッシュの練習コースを用意してくれました。朝の涼しいうちに運動し、夏休みになまった身体をリフレッシュし、運動会に備えるためのようです。早速、元気な中央っ子が集まってきて、かけっこを楽しんでいます。ありがとう、体育委員のみなさん。がんばれ!中央っ子!
どっちがどっち?
6年教室を通りかかると学級会が開かれていました。「何決めてるの?」『係です』『いや当番でしょ』「係と当番は違うの?」『ちがいますよ。楽しいのと、そうじゃないものです』『学習に必要なものと、そうでもないもの』「で、どっちが係でどっちが当番?」。流石に6年生は区別がついているようです。どちらも学級の生活を快適にするのに大切なお仕事(?)です。やりがいや楽しみを見つけて取り組んでくれたら嬉しいです。
贈り物
学校にテレフォンカードの贈り物が届きました。立山連峰を背景に、校章と懐かしい旧校舎、愛育会の文字が記されています。送り主を確認すると、そこには「新潟県民」とだけ書かれています。メッセージはありません。もしかすると現在新潟にお住いの「昔の中央っ子」か「そのご家族」が「学校に!」と送ってくれたのかもしれません。記録として大切に保管させていただきます。お心遣い本当にありがとうございました。
机広々
2学期から子供たちの机が広くなりました。児童用PCや資料集など机上に置く際、子供たちが安心できるように立山町教育委員会が用意してくださいました。『教科書が起きやすくなって便利になりました』『PCを置いても追いにくい感じがして安心です』『机が大ききなった分、教室が狭くなって気がするけど、学習中はとっても快適です』『机の間が狭くなって、好き勝手に動けないので、行儀がよくなりました』。感想はいろいろですが、概ね好評です。子供たちのための配慮、ありがとうございました。
雲
『あれ、1年生だ』『あれだよ、あれ』『1年生の1』「1ってどれ?」『雲!1でしょ!』「1?え~?」『漢字の一だよ、分かった?』「なるほど、確かに一だね、漢字も知ってるの?」『一年生の一くらい知ってるよ!』「なるほど、失礼しました」。先ほどの彩雲と言い、一年生の雲と言い、今日は雲の日。1年生の感性、とても素敵です。