ちょっといい話
回答がわかっちゃう
「マズイ!マズイ!これじゃ考えている人に他の人の考えが見えちゃう!」。3年生の担任が急いで電子黒板の画面を見えなくしました。『あ~っ消えちゃったぁ!』『もう考えていたから問題ないよ』。子供たちが先生の慌てぶりを見て笑っています。『よし、きっとこの方角だ』。3年生の子供たちが児童用PCを使って先生に「〇〇は◇からみてどの方角にあるのか」について自分の考えを送っています。自分の考えを画面で見直す子、友達と互いの考えを聞き合って一喜一憂している子、手順の分からない子のサポートをしている子など様々ですが、みんな課題について一生懸命考えています。楽しく学ぶ子供たちの姿に見ていたこちらも嬉しくなります。
受け止めつなぐ
『おはようございまぁ~す』。子供たちが挨拶運動に励んでいます。週明けからみんな頑張ってくれて嬉しいなと思って様子を見ていると4年生の〇さんたちが自作のプラカードをもって活動しています。「それ、どうしたの?」『挨拶を呼び掛けようと思って自分たちで作りました』「工夫を自分たちで考えるなんてすごいね」『いいえ、去年の4年生がやっていて思いつきました』「ちゃんと見ていたこともすごいし、よいと思ったことを実行に移したこともすごいね」『はい、頑張ります』。〇さんたちは笑顔で活動に戻っていきました。「よい真似をせよ、そのうち自分のものとなりてくる」。1階廊下の額の言葉が浮かんできます。
小さな応援団
『大丈夫?きっとできるよ。がんばってね、私応援してあげる』。1年生の授業でスライドの自動再生がうまくいかず困っていたのでお手伝いを始めたのですが、どうにもうまくいきません。様々なボタンを試しながら四苦八苦していた時、〇さんが近くにやってきてやさしい声で励ましてくれました。何とかボタンを見つけ自動再生ができるようになると〇さん『ありがとう、がんばったね』とほめてくれました。他の1年生も口々に「ありがとう」とお礼を言ってくれました。小さな応援団の励ましがとっても心にしみて、元気いっぱいになれました。ありがとう1年生のみなさん。
かっぱ?おかっぱ?
『3階の5年生教室の近くにゆうれいが出るらしいです』「興味深いね。案内してよ」『こっちです、こっち』。5年生の〇さんたちが案内してくれます。この扉にす~っと吸い込まれていくらしいんです。「どんな人」『河童って聞きました』『えっ?おかっぱの子って聞いたよ』「何だか話が怪しくなってない。とりあえず扉開けてみようか?」。5年生が扉の前にたくさん集まってきます。『お~っ中に部屋がある、ほこりすごいね。でも普通で何か安心した』『そ~お?自分はまだ何か出そうな感じがするけど』。5年生の怪談話、学校あるあるです。でも人影が本当に見えたとしたら誰だったのかなぁ?
考えたのは誰?
『お~ちた、おちた何がおちた‥‥雷』『ぎゃぁ~』『やったぁ~』。なかよしタイムで赤団がゲームを楽しんでいます。『けっこう難しいですよ、でも、めっちゃ楽しいです』。うまくいった子もそうでない子もみんな笑顔です。振り返りで4年生の〇さん『とっても楽しかったです。誰が考えてくれたんですか』と団長さんに尋ねます。『6年生みんなで考えました』と答えると〇さん『楽しいゲームを考えてくれてありがとうございます』とお礼の気持ちを伝えます。後で団長さんに気持ちを聞きました。『6年生がゲームを考える時に協力してくれたし、お礼を言ってくれる下級生もいたので、頑張ってよかったです。去年のGogoフェスティバルの経験が役に立ちました。』と教えてくれました。考えた6年生も、参加した下級生もみんなで楽しい時間を創れたようです。
練習の成果
1年生は体育で「てつぼうあそび」をしています。新しい技を身に付けようと練習する子供に、できる子供が「〇〇するといいよ」とアドバイスする微笑ましい姿があちこちで見ることができます。新しい技ができるようになると、「先生、〇〇できるようになったよ」と報告にしてくれます。
今日は、うれしそうに「先生、まめできた見て」と駆け寄ってくる子供がいました。「がんばったんだね」と声をかけると、「うん」と返事をし、また鉄棒の方に向かって行きました。
雲
『きれいな雲だね~、あれは夏の雲だよ。あの雲が出るとよく雨が降るんだよ』「そうなんだ、じゃあ、あの雲の下は雨が降ってる?」『そうだねぇ~、富山市の西側あたりは降ってるかもしれないな。もしかすると‥』。4年生の〇さんが雲の講義をしてくれました。それを聞いていた1年生の◇さんたち『すごいでっかい雲だね、下の方はなんか黒いね。でも上の方は本当に真っ白できれいだな』『曇ってね、おつゆの湯気が集まってでいるんだって、雲の上には乗れないんだよ』『乗ってみないと分からないでしょ』『どうやって乗るの?』と話し合っています。朝の雲が子供たちに話題を提供してくれたようです。身の回りのちょっとした変化に気持ちを向けて考えを膨らませる素敵な中央っ子との朝です。
ブラウニー
「おはよう、変わった荷物もってるね」『今日は朝から授業で調理実習するからフライパンをもってきたんです』「新しそうだね」『これIHでもがガスでも使えるんですよ、すごいでしょ』「いいね」 『今日はスクランブルエッグつくるんです。それに今日はクラブでも料理するはずだから楽しみなんです』「いいね、お腹いっぱいの一日だね」『はい、だから朝ごはんブラウニーでした?』「??」『朝ごはん少な目にして、たくさん食べられように考えたんです』「なるほどね」。ニコニコ顔の6年生〇さんが嬉しそうに教えてくれました。1限に家庭科室を覗くと6年生がソワソワしながら準備に励んでいます。おいしいスクランブルエッグになりますように!
元気いっぱい!
『一緒に走ろう!』『ダルマやってダルマ!』『見とってね、やるよ』『ぶたのまるやき~!』『目ぇつぶって10数えとって、その間にかくれるから見つけんがだよ!』『お姉ちゃん、待てぇ~』『庭の花で冠つくったん!いいでしょ』。中央っ子タイムのグランドではあちらこちらから子供たちの元気な声が聞こえてきます。週明けの今日、朝はどこかしらボ~ッとした感じのした中央っ子の目はようやく覚めてきたようです。
アポイントメント
『失礼します、お話があってきました、今いいですか?』。放送委員の〇さんたちやってきました。『昼の放送でインタビューしたいのですがよろしいですか?ここに書いてあるような内容をお聞きしたいのですが大丈夫でしょうか?』。敬語を使いこなし、端的に説明する〇さんに同行している他の委員も『すごい、流石6年生』と感心しています。しばらくおしゃべりをした後、帰り際に『当日、呼びに伺うには何時にどこに行けばよいでしょうか』と提案もしてくれます。「大丈夫、自分で行きます。でも当日見かけたら、今日ですよ!って声をかけてね」と伝えると『分かりました。担当の先生からも忘れちゃうかもしれないから気を付けるように言われてます』と放送委員さんたちは笑顔で返してくれました。放送委員のみなさん、心和む時間をありがとう。