ちょっといい話
読書から広がる楽しみ
登校後の3年生教室を見てみると、細かな文字が並んでいる本を読んでいる〇さんがいました。「本が好きなの?文字が多い本だね。」『はい。こういう本も読んでいます。』『これは、~について書いてある本なんです。』と教えてくれます。「へえ、科学の本。そういう本を好きになるきっかけってあったの?」『はじめは、惑星の本を読んで。おもしろかったので。』『1年生のとき、図書室にいく時間に見つけました。』「そういう出合いがあったんだね。」『今は、物語を書くのもおもしろくなってきました。』聞くと、国語の学習で物語を書いているのが楽しくて仕方ないそうです。『書いていると、寝るのも忘れるほどです。』「家でも書いているの?」『はい。』と、7枚にもなった用紙を見せてくれました。本の楽しみに気付き、それが物語を書く楽しみにもつながっているようです。その後学習中の3年生教室前を通ると、まとめの学習を終え、読書に夢中の〇さんたちの姿がまた見られました。
ありがとう
学校は雪の朝を迎えました。朝から数名の教職員が子供たちの通路を確保するために雪かきを始めてくれています。”子供のことを考えてくれて本当にありがたい”と思いながら一緒に作業をしていると子供たちが、ちらほら登校してきます。その集団の前の方を歩いていた4年生の〇さんが近づいてきて『おはようございます。雪をどかしてくれてありがとうございます』と声をかけてくれました。その後も何人かの子供が『ありがとうございます』とお礼を伝えてくれました。素敵な中央っ子がたくさんいるなと思うと、とても嬉しくなりました。そうしているうちに今度は遠くで6年生が2人作業していることに気付きました。「作業ありがとう。出てくるのすごく早いね」『早めに登校したからランドセルをすぐにおいて出てきました』『先生たち雪かきしてるし、自分もやろうかなと思って‥』「雪かき大臣任命していい?」『任せてください』。流石、6年生です。またまた嬉しくなりました。そうしているうちに、たくさんの中央っ子と教職員が外に出てきて雪かきをしてくれました。雪の朝がとっても嬉しい時間になりました。みなさん、本当にありがとう。
サポーター
『おはようございま~す』。2年生の〇さんの明るい声が響きます。「おはよう、今日も元気だね」『はい、後で挨拶運動しに来るから待っててくださいね』。そう言って〇さん2・4・6年生の玄関ドアを開け始めます。「いつもやってるの?」『いいえ、大抵は大岩先生が開けてくれてるんだけど大岩先生より早く来たときは自分がやってます』「どうして?」『特に訳はないけどその方がいいかなぁ~と思って‥』「ありがとう、自分で考えて動いてくれたんだね。これからも頼むね」『はい、任せてください』。そう言って〇さんは、笑顔でランドセルを置きに校内に向かいました。
視写 3年生
「先生に勝てそうな人?」『は~い』『先生は有利だよ。今日視写する話、先生が子供の時にも学習してるはずでしょ、ずるいよ』「残念ながら先生が子供の時にこの教材はありませんでした」『あらっ?』。3年生が視写に挑戦してます。先生は黒板に、子供たちは作文用紙にそれぞれ教材を視写します。始めの合図で一斉に視写が始まります。『先生はやい!』『ちょうど同じくらいだぞ』。子供たちはチラチラ黒板を見ながら勝負しています。「肩が‥肩が‥手が上がらなくなってきた・・」。黒板に視写する先生も大変そうです。子供たちは楽しみながら視写に取り組んでいます。
くくはちじゅういち
『今日視写の日じゃないの?』「視写の前にやりますよ」『なんと!』『記録更新だ!』。4年生教室の朝の会話です。チャレンジタイムの前に九九の3分間百ます計算に挑戦するようです。九九は2年生の学習ですが進級、進学しても活用する重要な知識です。子供たちが今もこれからも困らないよう、担任が短時間の取組を継続しています。担任も一緒に参加し競ってくれるのも子供たちにとっては励みです。自己ベスト目指して自分と勝負、頑張れ4年生。